ちょっとだるいな… 、頭痛いな…と感じた時、あなたはどうしていますか??
「そういえば、妹が先週あたり風邪ひいてたよな〜うつったのかも… 妹はもう治ってるのにな〜…」
で、病院に行ってみると、やっぱりただの風邪だった。
長い時間待ったし、思ったよりお金もかかったけれど、だいたい自分でもそんな気がしてたんだよな〜。結局予想通り!!ってことがよくあるかと思います。
これって病院行かなくても自分でどうにかできたんじゃない??って思いませんか?近所の薬局で風邪薬買ってみて、快方へ向かわなかった場合は病院へ行くっていう選択肢もありますよね!
誰もが経験したことのあるようなシチュエーションですが、最近、日本では国としてこの点に着目しているんです。
医療費が控除される制度「セルフメディケーション」
日本では、高齢化が社会問題になっていますよね?
そうなると、病院の待ち時間は伸び、医療費は膨らむ一方です。この問題を解消するために、もしわたしたち大学生のような若い世代から自分の健康に気をつけることで、病院に行かないとダメなレベルの不調なのか、自分で対処できるレベルの不調なのか見当をつけることができれば、ちょっとでも社会に貢献できるような気がしませんか?
ほんの少しでも気をつければ誰にでもできそうなことですが、これは“セルフメディケーション”という、世界保健機関(WHO)によって「自分自身の健康に責任をもち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と、きちんと定義されている概念なんですよ!これからますます耳にする機会が増える言葉だと思うので、知っていると役に立ちますよ!
2017年1月から、日本でも “セルフメディケーション税制”という新しい制度が始まっています。
厚生労働省では、
【”セルフメディケーション税制”(医療費控除の特例)は、健康の維持増進及び疾病の予防への取組として一定の取組を行う個人が、平成29年1月1日以降に、スイッチOTC医薬品(要指導医薬品及び一般用医薬品のうち、医療用から転用された医薬品)を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができるものです。】とされています。
厚生労働省セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000124853.html
【共通識別マーク】
出典:日本一般用医薬品連合会 セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)の対象製品パッケージに 表示する共通識別マークについて
このシールが貼られている市販薬を購入したレシートを保管しておき、世帯ごとの対象医薬品の合計額が一定額を超えると控除を受けられるというものです。ただし、この制度の条件も対象となるのは「健康の維持増進及び疾病の予防への取組として一定の取組を行う個人」ということ。これはつまり”セルフメディケーション”を頑張っている人が対象なんです!(※健康診断や予防接種を受ける必要があります)
そもそも自分の体調は自分にしかわからない部分が大きいです。もちろん重症の場合は早急に病院へ行って受診することが大切ですが、ここは自分自身の健康にもっと関心を寄せてみて、”セルフメディケーション”を始めてみませんか?
病院の待ち時間が減る、医療費がかからなくなる、そして知識をもつことで税控除を受けられる等、メリットは様々に波及してきますが、それ以前に自分の体調を崩しにくくなるのではないでしょうか。
健康第一を実現するために、セルフメディケーションを始めましょう!
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りさ
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