東京都知事が今の小池都知事に変わって、早いもので5カ月が経とうとしています。
この五ヶ月間、みなさんもワイドショーやニュースなどで、
都議会の様子や小池都知事の会見を何度も目にしたと思います。
2016年の小池都知事を語る上で欠かせないのが
「ネズミ」なんです!!!
何のこと?と思った方のために、以下、小池都知事の12月定例会見での質疑応答の一部始終を説明つきでどうぞ!
「東京オリンピックの競技場見直しを打ち出して、視察なども大々的に行っていたのに長沼ボート場は結局使わないんですね。
もしこのまま、バレーボールの会場も検討している横浜アリーナではなく、見直し前から建設予定だった有明アリーナを使うということになったら、
それこそ「大山鳴動すれどもネズミ一匹」なのではないでしょうか?」
という趣旨の記者の発言に対し、
「それは失礼なんじゃないですか」と小池都知事。
『大山鳴動すれどもネズミ一匹(正しくは「大山鳴動して鼠1匹」)』とは、前触れの騒ぎばかりが大きくて、実際の結果は小さいことの例えである。
これにはいつも冷静な小池都知事でも腹が立ったに違いありません。
続けて、小池都知事はこう述べました。
「お金の金額でいうならば、(整備費を)2,000億円削りましたという方もおられますけれども、そこからさらに削っているわけでありまして、その分を見過ごしておられたということではないでしょうか。
このまま行きますと、豊洲(市場)ではありませんけれども、どんどんどんどん、膨らんでいたと思いますね。
誰が歯止めをかけるんでしょうか?IOCでしょうか?組織委員会でしょうか?
結局は、都民の皆さんに負担がかかる。
私であれ、誰であれ、都に責任があるものがやらなければならなかったのではないでしょうか。
ですから、ネズミどころかですね、大きな黒い頭のネズミがいっぱいいるっていうことが、これでわかったじゃないですか。」
『大きな黒い頭のネズミがいっぱいいる』とは、物がなくなった時に、身近にいる人間が盗んだのだろうということを、頭髪の黒い人間を盗み食いするネズミになぞらえて表現する言い方。
「黒い頭のネズミ」が誰のことを指しているのかは一概には言えませんが、東京都のお金を必要以上に使わせようとしている人たちに向けて言ったのだと考えられます。
そして最後に「これから『黒い頭のネズミ』を、どんどん探していきたいと思います」と小池都知事。
ぜひとも小池都知事にはネズミを狩る猫のように黒いネズミをどんどん捕まえて、東京都の税金の無駄遣いを防いでほしいですね!
他にも、動物愛護の施策に関する質問があった際に、小池都知事が意識改革の事例として「高木自民党幹事長のように里親として猫を引き取って頂くことが重要」と述べると、
その場がざわつき、高木自民党幹事長は笑顔で周囲の議員に「俺はネズミじゃないな」と言い、別のベテラン都議が「ネズミも愛してちょうだい」とヤジを飛ばす、という場面もありました。
このように小池都知事が何か発言するたびに周囲はネズミ例えネタを持ち出すため、2016年下半期の小池都知事はまさにネズミまみれでありました。
これに限らず議会や会見では、さまざまな面白い例え表現が飛び交っているので、皆さんも気になった例えがあれば調べてみると良いかもしれませんね!
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ちひろ
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