HOME >Trend>【早慶】慶応大学の政治サークルの話を聞かないのはなぜか

【早慶】慶応大学の政治サークルの話を聞かないのはなぜか

2013/10/18 | Trend

soukei

「早慶」、と何かにつけて比較されることの多い早稲田大学と慶應義塾大学。今回は大学公認の政治サークルについて比較してみようと思う。両校ともに政治系サークルは存在するのだが、早稲田大学の方が政治サークルの数が活発とされている。これはなぜなのだろうか。早大生の視点から、少し考えてみたい。

建学理念の違い

まず思い浮かぶ理由は、両校の建学理念の違いによるものではないだろうか。早稲田大学には三つの建学の理念がある。「在野精神」や「反骨の精神」を示す「学問の独立」、「学問の活用」、そして社会を担うリーダーを育成する「模範国民の造就」だ。早稲田大学は、「明治十四年の政変」により下野した“在野”大隈重信が、“官からの独立”を目指して作った学校である。自主独立の精神を持つ近代的国民の養成を掲げ、そのため権力や時勢に左右されない学生を育む気風が存在する。現在の政治の状況を第三者的な視点から分析し、政治家の方々と議論する政治サークルの数が多いことは、この創立精神が関係しているように思う。

一方の慶應義塾大学は、『学問のすゝめ』により人間の本質的な自由や平等、権利の尊さを説き、新しい時代の先導者となった福澤諭吉により創設された。「気品の泉源、智徳の規範……以って全社会の先導者たらんことを欲するものなり」という言葉にもあるように、社会の先導者にふさわしい人格形成を志した。

学部構成の違い

そして両校の違いは、学部構成にも見られる。例えば政治について学ぼうと思った場合、早稲田大学なら政治経済学部、慶應義塾大学なら法学部政治学科が該当する。ではそもそもなぜ早稲田大学では政治学と経済学が同一学部で、法学が別学部に、かたや慶應義塾大学では政治学と法学が同一学部で、経済学は別学部の構成になっているかというと、これは遡ると両校の学問の源流の違いが影響していることが理由であろう。
早稲田大学は、オックスフォード大学などの英国学を源流としており、創立当初から政治学を法学から独立した学問として位置づけ、またこれを経済学と一体として扱ってきた。一方の慶應義塾大学は、米国流の流儀で政治学を法学の一部門として扱ってきた。早稲田大学では政治と経済を同時に学ぶため、経済の学びを深めたい学生も政治サークルに参加していることも多い。

こういったことを背景として、早稲田大学では政治と経済をカップリングさせたサークルが盛んだ。一方慶應義塾大学にも同じようなサークルはあるのだろうが、今回調べた限りではその活動の実態まではわからなかった。ただ、大学ごとの学部の特色がサークル活動にも現れている、ということは言えるようだ。(文:有澤友里)

appear in a surprising variety of patterns
rob kardashian weight lossHow To Make Candles At Home

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

The following two tabs change content below.
セミヂカ編集部

セミヂカ編集部

いま押さえておきたい「政治」や「時事」など、さまざまな情報をわかりやすく、セミヂカらしく。政治を身近に感じてもらえるように発信していきます!