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衆議院選挙を振り返る 勝敗を分けたのは何?  

2014/12/16 | Domestic

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みなさん、選挙には行きましたか?
2014年最後に行われたビックイベント、衆議院総選挙について振り返ろうと思います。

長い歴史があり「組織票」がある政党が伸びた

安倍首相率いる自民党は少し議席を減らしたものの、291議席を獲得し圧勝しました。パートナーの公明党と合わせると325議席。3分の2の議席を獲得し、参議院で「NO」を示された法律案も通せるようになりました。その一方で、「安倍政権の暴走ストップ」を掲げた共産党も、8議席から21議席へと倍増以上の大幅な増加となりました。

今回圧勝した自民党と議席を増やした公明党、民主党、共産党はいずれも15年以上の歴史があり「組織票」がある政党です。

自民党は大企業の経営者や農家、医者などの団体から支持を受けています。公明党は創価学会という宗教の信者から支持されています。民主党のバックには「連合」という日本最大の労働組合(働く人たちを代表して給料や労働条件アップなどを経営者に要求する組織)がついています。共産党は全国津々浦々に党員や地方議員がいます。

これに対して、ここ数年あるいは数か月の間にできた維新の党、次世代の党、生活の党といった「第三極」の政党は議席を減らしました。

大都会では響かなかった海江田さんの批判

民主党は62議席から73議席に増えたものの、党のリーダーだった海江田万里さんが落選するという「事件」が起きてしまいました。

安倍政権の経済政策「アベノミクス」は、今のところ大企業や富裕層が儲かる一方で庶民の生活や地方は苦しくなっているといわれています。

しかし、海江田さんの選挙区は新宿、六本木、東京駅前などの大都会です。株価が上がって大もうけしたヒルズ族の皆さんには「庶民の生活が苦しくなっている」という批判は響かなかった、というのも敗因の一つなのかもしれません。

定期的に議員の働きぶりをチェックしよう

今回の選挙は多くの人が忙しい12月に行われました。そのこともあってか、総務省が発表した投票率は、戦後最低だった前回2012年の59・32%を6・66ポイント下回って52・66%でした(小選挙区)。

忙しくてどこの党に投票したらいいか考えるヒマがなかった、という人も多いと思います。だからこそ、今回の選挙で当選した475人の国会議員や政党がどういう仕事をしているかを、次の選挙が行われるよりも前からネット上などで定期的にチェックし、忙しい時期に選挙になっても判断できるようにすることが大事だと思います。

来年の春には全国各地で地方議員の選挙である統一地方選挙があります。あなたの町や県の議員についてもチェックしてみましょう。(今野優之)

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