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地方創生法 なぜ野党は反対?

2014/12/23 | Domestic, Pickup

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今日本は、地方の過疎化と少子化による人口減少に悩まされています
(詳しくはセミヂカの
あなたの地元が「消滅」する!?
をご覧ください)。

そこで、政府はこれらの問題に対応するため「地方創生法」と
呼ばれる法律を作ろうとしています。
一見誰もが賛成しそうな内容のこの法律に、
多くの野党が反対しています。どうしてでしょうか?

政府「子育てを支援し、地方の雇用をつくる」

地方創生法案は複数の法案をまとめてそう呼んでいますが、
その中の1つ、「まち・ひと・しごと創生法案」について説明します。

この法案は、
・結婚、出産や育児がしやすい環境を整備する
・地方に仕事をつくり、地方で人が働けるようにする
・これらの目標を達成するための計画をつくる
・計画を推進するための「まち・ひと・しごと創生本部」を置くことに
よって過疎化や少子化を食い止めようというものです。
この内容を見る限り、誰もが賛成しそうに見えます。

民主党「具体策がなく、上から目線」

ではなぜ、多くの野党が反対しているのでしょうか?
民主党は「地方創生という目的は当然支持できます」と
しながらも、反対の理由として
・会議や計画を増やすだけで、具体策がないこと
・国が作った計画をもとに地方が計画を作らなければならず、
国主導の上から目線であること
を挙げています。(政府提出「まち・ひと・しごと創生法案」及び「地域再生法の一部を改正する法律案」への対応についてより)

維新の党「無駄がある」共産党「地方に丸投げ」

維新の党の小熊慎司議員は、国会の中で
「人口減少などの課題に真正面から取り組むことは、
一定の評価をするところであります」としながらも、
「重複している事業が多い」とムダがあるのではないかという指摘をしました。
日本共産党の塩川鉄也議員はまち・ひと・しごと創生本部は
高齢者の医療や介護を地方に丸投げしようとしていると
いった趣旨の批判をしました。(http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/000118720141014005.htmより)

生活の党「権限と財源を移すべき」

生活の党の小宮山泰子議員は国会で、
国の権限と財源を大幅に地域へ移すべきなのに、
安倍政権はやっていないじゃないかという内容の批判的な意見を述べました。(地方創生関連2法案について小宮山国対委員長が反対討論より)

「地方を活性化すべきだ」という意見にはだれも反対しないのに、
この法律に野党から反対意見が続出するのは、
それだけ問題点が多いということを証明しているといえそうです。
安倍政権には野党の指摘を受け止めてほしいと思います。(今野優之)

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