若者向けの政治サイトでよく見かける言葉といえば、「選挙に行こう」。
実際、ツイッターでは「#選挙に行こう」というハッシュタグもありますし、
「『We Love Japan 選挙に行こう!!』プロジェクト」という
フェイスブックのアカウントもあるくらいです。
しかし、
「選挙に行こうと言われてもどうしたらいいかわからないよ」という人も多いと思います。
そんな人のために、選挙の基本や気をつけることを紹介します。
日曜日が投票日だが、期日前投票もある
選挙は基本的に日曜日が投票日です。
小中学校などが投票所になります。
投票所は、午前7時に開き午後8時に閉じますが、
閉鎖時刻は繰り上げだけになることもあるので、
8時ぎりぎりに行くのは避けたほうがいいでしょう。
「日曜日に選挙に行く暇がない」という人には、
期日前投票という仕組みがあります。
公示日または告示日(選挙戦が公式に始まる日のこと)の翌日から投票日の前日までの間に、
各市区町村に1力所以上設けられる「期日前投票所」で
午前8時30分から午後8時まで投票できます。
候補者か政党の名前を書いて投票
議員を選ぶ選挙には2つの方法があります。
「安倍晋三」「小沢一郎」のように候補者の名前で投票する方式と、
「自民党」「民主党」のように政党の名前で投票する方式です。
「○○さんに一票を」と書き込むと法律違反になることも
選挙について決められたルールに「公職選挙法」というものがあります。
「選挙に立候補する人が守るものでしょ」と思っている人も多いと思いますが、
実は私たちに関係がある決まりもあるのです。
未成年者の選挙運動は、原則として禁止されています。
このサイトを見ている10代のみなさんは、
「○○さんに一票を」とSNSなどに書き込むと法律違反になるので気をつけましょう。
20歳以上の人でも、
選挙運動が許されているのは公示日(選挙戦が公式に始まる日のこと)から投票日前日まで
公示日前や投票日当日に「○○候補を当選させよう」と
SNSなどに書き込むとやはり法律違反になるので気をつけましょう。
もっとも、公職選挙法については、
「言論の自由を過剰に規制する」という批判もあります。
やっぱり、「選挙に行こう」。
2015年には統一地方選というものがあり、
全国各地で知事や市議会議員などを選ぶ選挙があります。
2016年には国会議員の選挙もあります。
この記事に書いてあることを踏まえたうえで、選挙に行きましょう♪
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今野優之
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