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1票の格差を是正する「○増○減」ってなに?

2013/09/13 | Domestic

kokkai-giseki

「1票の格差」の種類

最近選挙のたびに話題になっているのが「0増5減」という言葉。この言葉実は1票の格差をなくそうと考えられたものである。
実は「1票の格差」の問題は日本に限った問題ではない。世界中で起きている。しかし何の差が基準となっているかが違う。
・人口…非有権者も含めた人口による議席配分であり、その1票の格差を問題とする。(アメリカなど)
・有権者数…選出議員を有権者の代表とし、その1票の格差を問題とする。(イギリスなど)
・投票者数…選出議員は実際に投票した有権者の代表とし、その1票の格差を問題とする。(ドイツなど)
以上の3つのどれを基準にするかは国によって異なる。

日本でおきている1票の格差とは

日本では2つ目の有権者数による1票の格差が問題とされている。人口が少ない地域は1票の価値が大きくなり、人口が多い地域は1票の価値が小さくなる。これが憲法14条の法の下の平等に反するするとして訴訟が提起されている。

この1票の格差を是正するための検討会が12日に参院の与野党9回はの代表者の間で開かれた。
(以下、日本経済新聞からの引用)

参院は12日、与野党9会派の代表者を集めた選挙制度改革に関する検討会を開き、2016年の次期参院選に向けた選挙制度の抜本改革に着手した。14年末までに具体案をまとめたうえで、15年の通常国会での公職選挙法改正案の成立を目指す。ただ各党の主張には開きがあり、意見集約は難航が必至だ。

検討会の開催は7月の参院選後初めてで、実務者による協議会の設置を決めた。山崎正昭議長は終了後の記者会見で「制度の見直しを早急に開始しなければならない」と強調した。
参院の選挙区での1票の重みを示す「1票の格差」は、衆院と同様、恒常的な課題だ。昨年10月の最高裁判決は1票の格差が最大5.00倍だった10年参院選を「違憲状態」と判断。参院はこの判決を受け、13年参院選で選挙区定数を「4増4減」とした一方、改正公選法の付則に「16年参院選に向けて選挙制度の抜本的な見直しについて引き続き検討を行い、結論を得る」と明記した。
検討会の設置はこの付則に沿ったもの。4.75倍だった13年参院選の「1票の格差」を巡っても、今秋には高裁判決を控えており「厳しい判決内容も予想される」(参院幹部)。10月15日召集予定の臨時国会開会前に検討会を立ち上げることで、改革に前向きな参院の姿勢を世論と最高裁にアピールする狙いがある。
最大の問題はとりまとめる具体案の内容だ。最高裁は現行の都道府県単位の選挙区見直しにも触れて抜本改革を求めており、要請に忠実に応えた場合、選択肢は全国を1つの選挙区とする「全国区制」か、複数に分ける「ブロック制」の2つに絞られる。
ただいずれも大規模な制度改正につながるため、現職議員の反発は必至だ。自民党内では早くも「次も選挙区の定数見直しで対応すればいいのでは」との声が漏れる。公明党などは、定数が大きく中小政党が議席を獲得しやすいとされるブロック制の導入を主張。与野党は改革の必要性で一致するものの、具体案では利害が絡んで議論がまとまらない状態にある。
衆院との役割分担の検討も進んでいない。どこまで議論を詰められるかは不透明だ。(※1)

安易に調整できる「〜増〜減」

ブロック制が採用されたとしてもゲリマンダー(選挙において特定の政党・候補者に有利なように選挙区を区切りする方法)が行われる可能性が生じてしまう。
また全国区制を採用しても小選挙区制から大選挙区制への大規模な制度改正が行われてしまう。
そこで、「0増5減」で1票の価値の小さい5つ選挙区の議席数をそれぞれ1議席ずつ減らしたり、「4増4減」で1票の価値の大きい4つの選挙区の議席数をそれぞれ1議席増やし、1票の価値の小さい選挙区の議席数をそれぞれ1議席減らしたりすることで、簡単に既存の議席数を調整できる方法が期待されているのである。

※1 日本経済新聞2013.09.13朝刊

 

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