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“Disappointed” 靖国参拝でアメリカは本当に“失望”したのか

2014/03/02 | Domestic, Overseas

靖国参拝

2週間前に米国から自重を求められていた首相の靖国参拝

昨年末の安倍首相の靖国神社への参拝はまさに電撃的ともいえるものでした。韓国や中国の反応は当然予想できるものでしたが、同盟国である米国は大使館を通じてDisappointed(失望した)と異例の声明を出しました。

この声明を日本政府が想定していたかどうかは不明ですが、過去に小泉首相(当時)が参拝した際にも、これほど強く米国が反応したことはなく、大きな話題となりました。その後、実は参拝の2週間前に安倍首相は米副大統領バイデンとの電話会談で「靖国参拝については慎重に考えるべきだ」と自重を促されたが、首相は自分で考えて判断することと答えていたという報道が流れました。

外交手腕が試される安倍政権

いずれにしてもこれは米国にとっては歓迎できないこととして受け取られました。日中、日韓の関係を悪くすることはもちろん、東アジアの対立を深めることは、米国の東アジア戦略を混乱させることとして、決してよろこばしいことではありません。

ウォールストリートジャーナルは米国政府が日本政府に対し、靖国不参拝の確約、過去の日本の侵略と植民地支配への謝罪の再確認を要請すると同時に近隣諸国を刺激するような言動を控えることを求めたと報じました。
こうした米国の対応に安倍首相は参拝に対する中韓の認識に誤解があることを説明し、理解を求める発言を繰り返し行っています。しかし日中、日韓の対立には根深いものがあり、中韓の反日感情を静めることは容易ではありません。いよいよ安倍政権の外交手腕が問われるときがきたと言えるのかもしれません。

Disappointedはそんなに強い言葉ではない

そもそもこのdisappoitedという言葉にはどれくらいの重みがあるのでしょうか。大学受験用の英単語テキストでは「失望した」という訳が載っているdisappointed。ニュースを見ていると「日本がついにやってしまった…」というような報道ばかりでした。
外国語のニュアンスはなかなか難しいものがありますが、今回の「Disappointed」は、実はそんなに強い言葉ではありません。言葉の意味としては「失望した」でも良いのですが、米国大使館の声明文を通して読むと、むしろ「がっかりした」に近いニュアンスだと考えられます。国内メディアの伝え方は大袈裟です。
しかも声明文の最後には「米国は、首相の過去への反省と日本の平和への決意を再確認する表現に注目する」と書かれているのにも関わらずメディアは無視しているのです。

さらに付け加えるなら、この声明文は日本政府と事前に打ち合わせの上のことだと考えられます。なぜなら、まず冒頭と結語で日本との連帯を確認しています。また参拝のその日の内に声明を出すというのがあまりに早すぎます。通常はこのような状況の場合、もう少し時間を置いて大使館ではなく本国の報道官がコメントするものだからです。こういった視点からどこのメディアも取り上げないことこそが、実はDisappointedなのかもしれませんね。(セミヂカ編集部)

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