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東大生よりも強力!?就活生の一番のライバル

2013/11/28 | Questionnaire

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12月1日で就活解禁

日を追うごとに寒さがまして、冬の訪れを感じるようになってきました。
そんな冬の風物詩となりつつあるのが、12月1日付で解禁される大学生・大学院生の「就活」です。毎年12月第1週の土日には東京ビックサイトなどでいくつもの「合同説明会」が行われ、全国の就活生でいっぱいになります。

近年、そんな就活の場で日本の大学3年生、修士1年生たちの強力なライバルとなるのが外国人学生。雇用の抜本的な改革が進まない一方で、外国人学生の採用に積極的な姿勢を取る企業が増えるのは一体どうしてでしょうか?語学力、グローバル化、いろんなワードが浮かんできますが具体的な理由を紹介していきましょう。

求めるのは優秀さ

株式会社DISCOのキャリアリサーチによれば、2013年度に外国人留学生を採用した企業は35.2%なのに対して、2014年度に採用すると回答している企業は48.4%に上ります。とりわけ1000人以上の従業員を抱える大手企業では7割近くの企業が外国人留学生を採用する方針を示しています。企業に就職する外国人留学生は学部卒の文系が多く、この点は日本人と相違はなさそうです。

むしろ注目すべきは外国人留学生を採用する理由として、企業側の回答の中で最も多かった「優秀な人材を確保するため」が7割を超えていたことを強調しておきます。グローバル化が進展する時勢ですから、やはり日本のみならず世界で通用する学生が望まれることは当然のことでしょう。

アベノミクスによるグローバル化の加速

そんなグローバル化は今後、いままで以上に一気に加速すると予想されます。これにはアベノミクスの「国家戦略特区構想」が大いに関係しています。国家戦略特区のコンセプトには“日本にグローバルビジネス環境を整備すること”も含まれています。優秀な海外企業を日本に誘致しやすくなるため、彼らとのビジネスの現場で外国人留学生が活躍する現場が増えそうです。
実際に日立グループでは2013年度からグローバル要員として外国人留学生を採用することを明記していますし、段階的に外国人社員の比率を10%に上昇させる目標を立てています。

大手企業の採用方針は?

日立グループ以外の企業の動きも気になりますよね。日経新聞で以下のように掲載されました。

大手企業が外国人の新卒採用を増やしている。東芝は今春、前年より3割多い58人を海外の大学から採用。ローソンは日本の大学への留学生を含めて同2.4倍に増やした。いずれも本社採用で、幹部候補として育成する。新興国市場開拓など事業拡大に必要なグローバル人材を確保する。(日経新聞 7月21日 2013年)

このように多くの企業がやはり外国人学生の採用に積極的になっています。先に挙げたローソンでは、2008年から留学生の採用を始めています。留学生採用の社員が日本で培ったローソン流のノウハウの伝達役として活躍しているみたいです。

少子高齢化も影響しているんです…

これまではグローバル化をキーワードにしてきましたが、外国人を採用するのはそれだけが理由ではありません。少子高齢化で日本のこれからを支える若者が減ってきたことも大きな要因です。相対的に優秀な日本人の若者が減っているため、留学生や外国人でそれを補おうと企業は必死なわけです。単純な肉体労働として働くのではなく、「技術」や「人文知識・国際業務」といった在留資格の取得者が増えているのも納得がいきます。

負けるな日本の学生!

やはり外国人の積極採用は事実として存在するみたいです。しかし、前述したローソンでは重慶に常駐している社員は語学が特別堪能ではないとか。ビジネス感覚に優れた社員を選抜し、ミーティングなどは通訳を介して行っているようで、これはいくらグローバル化が進展しても、重要なのはツール(=語学)ではなく中身であることの一例ではないでしょうか。だから、これから就活を迎える人は語学の面で臆するくらいなら、胸をはって中身で勝負することが大切なのです。グローバル化が進むからこそ、この少子高齢化が進む日本を日本の若者が支えるといった気概をもって頑張ってほしいです。(大石孝太朗)

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セミヂカ編集部

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